平成18年度 算数・数学連続セミナー/第2回
[2回:8/13 3回:11/18 4回:12/3 5回:3/24]
日 時:平成18年8月13日(土) 午後1時〜4時
場 所:財団法人研数学館(東京都千代田区西神田2−8−15)
参加費:無料
テーマ:「小中連携教育における算数・数学の在り方」
1.「中高数学科との関連とハンズオン・マス」
講師:筑波大学付属駒場中学・高等学校 牧下英世先生
算数が好きなこどもたちは多くいますが、学年が上がるにつれて減少し、数学という領域に入ると嫌いになってしまう子どもが増えるように感じます。何故でしょう。
今回は、数感覚を育てることについて、現実の世界と数学の世界との橋渡しをどうするのかを、具体物を通して皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
当日は、皆さんとに工作をして頂こうと考えております。はさみ・のり・色鉛筆(2色)をご持参下さい。
2.「かけ算の系統とその指導」
講師:筑波大学付属小学校 盛山隆雄先生
現在、かけ算は2年生から指導されます。かけ算九九は日本の伝統的な学習内容となっており、日本全国どこでも教室では、子どもたちが声を出して唱える姿がみられます。
そのかけ算の指導は、系統的にどのように発展していき、指導上どのような問題点があるのか。高学年で登場する少数や、分数のかけ算はどのように指導すればよいのか。
中学との連携を意識しながら、小学校算数におけるかけ算についてお話をします。
3.「立体図形に関する扱いについて」
講 師:筑波大学付属小学校 坪田耕三先生
学習指導要領の改訂の作業が始まり、改訂への要望などが各所から文科省に提出されています。現行の学習指導要領にあるよいところ(算数的活動・活動の美しさ・計算の仕方を考える・数量形の感覚を豊かなものにする等)は、なお存続させ、削減された図形の内容をもっと増やしたいと考えます。
特に、小学校では、どの学年でも「立体図形」を取り扱うようにすることが望まれます。子どもの論理的思考を促す教材を工夫し、中学校との連携を図りたいと考えます。
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