平成18年度 算数・数学連続セミナー/第3回 子どもたちが算数・数学の学習を楽しいと感じたり、大切だと意識することができるような指導は、これからもますます求められていくことでしょう。それは、小・中・高等学校のどの段階でも大切にしたいことです。今の学習指導要領の目標に加えられた「算数的・数学的活動」は、正にその「楽しさ・大切さ」をめざしたものです。そして、今後ともますます充実させたいものです。
本講座では、この「算数的・数学的活動」のための授業のあり方を考えるとともに、何よりも、みなさんといっしょにこの活動を楽しんでみようと思います。
基本的に同数累加で意味指導が成されるかけ算ですが、かける小数になったときには、それでは意味を成さなくなります。かけ算では、積が大きくなるというイメージがありますが、たとえば×0.8では、積は被乗数より小さくなります。
整数のかけ算を土台として、どのように意味を拡張し、どのように積のイメージを作るのか。実践事例を紹介しながら提案していきます。
数の授業で「活用」する力を育てるには、「深める」(発展)・「広げる」(応用)・「使える」(適用)・「繋げる」(関連)・「作れる」(創造)・「読める」(分析)という活動が必要になってきます。
これらの活動の具体例を紹介していきます。
平成18年10月 |
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