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1.子どもの心に残る算数・数学の授業を考える |
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| 種々の調査から,子ども達が算数・数学に対する情意面で課題を抱えていることが指摘され続けています。心に痕跡として残る深い情意も,日々の思考や感情の積み重ねであると考えると,日常の算数・数学の授業の大切さが浮き彫りになります。本発表では,幾つかのデータを挙げながら,算数・数学に対するよい感情を生み出すような授業について,参加者の先生方と一緒に考えを深めたいです。
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2. 算数を好きになる授業をめざして |
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講師 : 筑波大学附属小学校 教諭: | 盛山 隆雄先生 | |
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| 子どもは成長したい存在ですから、褒められ、認められることが好きです。また、友だちの前で表現したり、友だちと一緒に活動したりすることも好きです。こう考えたとき、例えば何を褒めるか、といったことが問題になります。結果が正しいことを褒めるのも必要ですが、何を考えようとしたか、何をしようとしたかといった志向や態度、プロセスを褒めることが最も大切だと思います。子どもを幅広い視点から理解してあげることによって、算数に対する自信や自己肯定感を育てるのです。このような考察を、実際の授業を例にお話しいたします。
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3.算数・数学の授業に対する興味・関心を持たせるにはどうしたらよいか |
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| 授業は、「子どもの興味・関心」と、「教師の導入や展開の工夫」と、「教材に対する知的好奇心」とが上手く関わりあって、よい状況・よい働きが起こり、やがて「授業が楽しい」という向上心が生まれるのだと思います。
知識を蓄えることの面白さ、知識を創りだすことの楽しさ、知識を発展させることの驚き、これらを子どもに経験させ、教師も一緒に楽しむのがよい授業というものでしょう。
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