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1.数学的な見方・考え方が何かを捉え、実践をする。 |
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講師 :加固 希支男先生(東京学芸大学附属小金井小学校) | |
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| 「数学的な見方・考え方とは何か?」ということを捉えなければ、話は始まりません。 我々は、数学的な見方を「問題を解くときの着眼点」だと捉えています。「着眼点」とは、「こうしたらできそうだ」という解決の方向性のことです。
数学的な考え方は、「論理をまとめたり、高めたりするための視点」だと捉えています。当然、論理的に考えることも含まれますが、大事なことは、論理をまとめ、高めることなのです。
これらの捉えをもとに、授業では具体的にどんな子どもの姿を目指していきたいのかを示していきたいと考えています。
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2.数学的な見方・考え方は、算数の授業を楽しくする |
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講師 : 細水保宏先生(明星学苑教育支援室長兼明星大学客員教授・明星小学校校長) | |
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| 数学的な見方・考え方を働かせて問題を解決することができる子どもがいる、解決はできているが数学的な見方・考え方を働かせていることに気づかない子どもがいる。数学的な見方・考え方に触れ合うことで、そのよさや美しさ、考える楽しさを味わうことができる子どもがいる。そこで、それぞれの子どもたち一人ひとりの資質・能力を育てる算数の授業づくりについて考えてみる。
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※盛山先生は、体調不良により当日ご欠席されました。第3部の講演は実施しておりません。 |
3.わからない子どもへの手だてが数学的な見方・考え方を働かせる |
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| 問題を出した時、とりかかれない子どもにどう対応しますか。例えば、問題の条件からわかることを何でもいいから言ってもらいます。それは演繹的な思考の出発点です。他には、どこに目を付けるか、着眼点だけ伝えます。これは数学的な見方をヒントに考え方を引き出す手法です。 わからない子どもへの対応を考えることは、同時に数学的な見方・考え方を働かせるための授
業づくりに役立つと思います。
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