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1.個に応じる指導と個を生かす指導 |
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| 一人ひとりの子どもの知識・技能、考え方の違いは、いろいろな形で授業の中に現れます。そして、その多様性をどのように解釈・指導していくかが重要な論点になります。今回は、個に応じる指導と個を生かす指導を対比しながら、多様性が未来を粘り強く生きていく子供たちにどのような価値があるのかについて、具体例を取り上げながら考えていきます。
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2.子ども達の主治医になって、症状にあった薬を出す |
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講師 : 細水 保宏先生(明星学苑教育支援室長兼明星大学客員教授・明星小学校校長) | |
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| 主治医としては、風邪をひいたでは薬は出せない。喉が痛いのか、咳が出るのか、その症状によって処方する薬が変わってくるからである。そこで、まず子ども一人ひとりの症状を的確に捉える必要がある。その効果的な方法の一つとしてノートがある。できないではなく、どこまでできているかを把握できるノート指導を工夫する。そして、薬はできるだけ学び合いで出てくるようにし、教師は子どもの変容をみながら授業をコーディネートしていく役割を果たすようにする。
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3.子どもの「困り」に寄り添うことで、学力差に対応する |
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講師 : 盛山 隆雄先生(筑波大学附属小学校教諭) | |
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| 子どもが何に困っているかを、対話を通して把握し、その困り具合に他の友だちを関わらせながら問題解決に向かう授業展開を提案する。子どもの困りや誤答に寄り添うことは、実はわかったつもりになっている子どもたちも、問題の構造や解法の仕方について改めて深く考えたり、多面的に理解したりすることになる。何より、子どもたちが安心して学ぶことができる雰囲気を教室につくることができるのではないかと考えている。
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