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1.Society5.0に向けた教育の情報化の動向 |
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講師 : 堀田 龍也先生(東北大学大学院情報科学研究科教授) | |
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| 2020年から全面実施される新学習指導要領では,学習の基盤となる資質・能力の1つとして情報活用能力が明示された。これにともない,小学校プログラミング教育の導入をはじめ,情報技術に関する理解の促進が求められている。また,学校教育法改正によるデジタル教科書の使用もスタートし,AI等の先端技術の活用による学習の個別最適化等が期待され,これらに必要なICT環境の整備がたいへん急がれる状況である。しかしながら,現状においては,ICT環境の整備が著しく遅れている自治体が存在し,Society5.0に向けた教育を実施できない可能性が危惧されている。
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2.プログラミング教育、初めの一歩! |
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講師 : 細水 保宏先生(明星学苑教育支援室長兼明星大学客員教授・明星小学校校長) | |
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| 明星小学校では、ICT・プログラミング教育として、@教科の中でのプログラミング的思考の育成、A総合的活動の中でのプログラミング能力の育成、の2つの柱で動いている。@はベネッセコーポレーションとの共同研究、Aは明星大学情報学部との連携授業である。その具体的な取り組みを紹介するとともに、これからのプログラミング学習の進め方について、一緒に考えてみたい。
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3.筑波発「STEM+総合活動」への挑戦 −micro:bitを用いた方位磁石づくり− |
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講師 : 盛山 隆雄先生(筑波大学附属小学校教諭) | |
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| 筑波大学附属小学校では、総合活動(一般に言われる「総合的な学習の時間」のこと)におい
てSTEM教育を導入しようと考えた。STEMとは、"Science, Technology, Engineering and Mathematics" すなわち科学・技術・工学・数学の教育分野を総称する語のことである。本校では、STEMのためのSTEMではなく、子どもが問題を発見したり、問題を解決したりするためにSTEMを用いるというSTEMの位置づけを強く意識している。子どもの主体性や問題意識を大切にするという意味を「+」という記号に込めて「STEM+総合活動」としたのである。具体的な実践を通してその取り組みをご紹介する。
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