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1.学級全体で子供たちが学び合う授業をつくるためには |
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| 子供たちが協働的に学び合う授業がしたいと思う先生は多い。私もそうだ。けれどもそれは簡単なことではない。単にグループにして話し合わせても,協働的に学び合う子供にならないし,「伝わった?」「みんなはどう思う?」と聴けばそのような子供に育つ訳でもない。子供たちの説明が,分からない子供に取って分かる説明になるように,徐々に高めていくことが必要だし,そもそも分からない子供が分かる説明とはどういうことかを先生自身がしていなくてはいけないからだ。さらには,実際にこの問題に子供たちがどこでつまずいているのかを見付けることも大切だ。このように子供たちが協働的に学び合う子供になるための留意点について考えたい。
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2.新しい算数の授業観−深い学びで算数好きを育てる− |
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講師 : 細水 保宏先生(明星学苑 明星大学客員教授兼明星小学校校長) | |
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| 新しい時代に求められる資質・能力を子どもたちに育むには、今まで私たちが受けてきた、行ってきた授業観の変換が必要です。算数の本質に迫る学びは、算数好きを増やし、資質・能力を豊かなものしていくはずです。「できる」「わかる」授業から「味わう」授業へ、特に「算数のよさや美しさ、考える楽しさを味わう」の観点からの新しい授業観について考えていきたいと思います。
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3.「共生・共創の学び」を通した算数好きを育てる授業 |
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講師 : 盛山 隆雄先生(筑波大学附属小学校教諭) | |
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| 算数の各内容には、固有の見方やよさがあります。その見方やよさを感じさせるような問題解決の授業をすることが大切だと思います。そして、友だちと共に生き、共に創るという基本理念を土台にした指導方法で授業を展開することが重要ではないでしょうか。一人では難しい問題も、友だちと知恵を出し合って解決に向かう。「三人寄れば文殊の知恵」なのです。この「共生・共創の学び」を主張したのは、坪田耕三先生でした。今求められる算数授業として、このことを述べたいと思います。
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