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1.4年「わり算の活用」(坪田耕三先生の授業VTR) |
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| 2011年5月に坪田先生が研数学館で行った授業です。「76pの針金を用いて2つの正方形を作るとき、正方形一辺の長さは何pでしょうか」という問題が扱われています。
2つの正方形の一辺の長さが同じ場合と異なる場合とで、場合に分けて考えようとする子どもたち。一辺の長さが異なる場合、多様な答えが見つかりますが、答えを出すだけでなく、2辺の長さを表に整理して関係を捉えようとする姿も見られました。今言われている協働的な学びの姿がありありと表現されている授業であり、これぞ坪田先生の算数という授業が展開されています。
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2.教えたいことを子どもから引き出す授業 |
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講師 : 細水 保宏先生(明星学苑 明星大学客員教授兼明星小学校校長) | |
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| 「できる」「わかる」ようにしたいとの想いから、教師が主役になっている授業をよく見かける。教師が教えるべきものは確かにある。しかし、その教えたいことを子どもから引き出し、子どもたちが主役となっていく授業こそ、目指す姿ではないだろうか。その姿に近づくために、「種をまく」「主治医になる」「コーディネータ―になる」といった観点から考えてみたい。
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3.子どもの思考に寄り添い、一体となって進む授業 |
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講師 : 盛山 隆雄先生(筑波大学附属小学校教諭) | |
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| 坪田先生の授業は、展開の仕方にしても、発問にしても、板書にしてもとにかく柔軟である。めあてを板書するわけではなく、ねらいを頭に入れてその方向に向かって、子どもの思考を導いていく。大切にされているのは、子どものいきいきとした学ぶ姿とアイデア。みんなで知恵を出し合って問題を解決しようとする姿である。面白いアイデアに感動し、子どもをリスペクトする先生の姿勢が授業に現れている。坪田先生の授業に学んだことを中心に、子どもの思考を引き出し、高め合う授業をつくるときの教師の役割について考えてみたい。
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