第１部　個別最適な学びと協働的な学びを実現する学級経営

講師：赤坂 真二先生（上越教育大学教職大学院教授）

　生成系ＡＩの出現によって簡単に答えが出せる昨今，教育のあり方が問われています。人間にとって学習とはどのような営みなのでしょうか。その考察を基に，個別最適な学びと協働的な学びを一体的に実現する学習環境としての学級のあり方ついてお話しします。

第２部　自分の成長を自覚する場の創り方

講師 ：細水 保宏先生（明星学苑　明星大学客員教授兼明星小学校校長）

　一生懸命取り組んでいるときよりもむしろ、取り組んだ後、振り返ってみるときに楽しいと感じることが多いと感じている。もしその時、自分の成長を感じたり、まだ足りないものを自覚したり、新しい問題と見出したりしたならば、新たに前に進んでいこうとするエネルギーをもらうことができる。自分の成長を自覚する場をどのように創っていくかについて考えてみる。

第３部　子どもとつくる課題や約束によるクラスづくり

講師 ： 盛山 隆雄先生（筑波大学附属小学校教諭）

　子どもは動的でオープンマインドで「今」に夢中になれる存在です。そんな子どもらしさを失わず、のびのびと学校生活を過ごしてほしいと思います。一方で、成長過程にある子どもたちの学校生活では、日々大なり小なり問題が生じるのも事実です。そういった問題への対応の仕方１つで、クラスの雰囲気や子どもの安心感がつくられていきます。今回、問題への対応ということを主題にお話をさせていただきます。