• 第１部【音楽】
• 一人一人の個性を認め、一人一人の感性を引き出しながら学び進める音楽科の授業
• −みんなでわかっていく音楽科の授業を目指して−

講師：平野 次郎先生（筑波大学附属小学校教諭）

　子どもたち一人一人の「個性」は大きく変わるものでもなく、また簡単に育てられるものでもありません。だからこそ教師は、一人一人の個性を認め、その子が変容していくように「手入れ」をしていく必要があると感じます。今回は、一人一人の個性を認めながら、みんなでわかっていく音楽科の授業をご紹介します。どうか、ご参加の皆様も感性を働かせながらご参加ください。（決して難しいことはしませんのでご安心ください）

第２部【算数】　感覚と論理の橋渡しで、算数の授業が楽しくなる、楽しくする

講師 ：細水 保宏先生（明星学苑　明星大学客員教授兼明星小学校校長）

　「感覚派と論理派」「感覚的思考と論理的思考」などのように、「感覚」と「論理」は相対するイメージが持たれがちです。みんなで学ぶからこそ「感覚と論理」とが結び付いたインパクト強い学びを創っていくことができると考えています。子どもたちの素直な感覚と論理とを結びつけた「算数のよさや美しさ、考える楽しさに味わう授業づくり」について、実践例をもとに考えてみたいと思います。

第３部【算数】　数への感覚を育てる算数授業づくり

講師 ： 盛山 隆雄先生（筑波大学附属小学校教諭）

　かつて筑波大学附属小学校が、子どもの感性を育てる教育を研究しているときに、算数部は杉山吉茂先生と共に「数への感覚を育てる指導」という本を刊行しました。その本では、数への感覚を次のように整理して紹介しています。�@数の大きさに対する感覚、�A数の構成に対する感覚、�B計算の性質に対する感覚、�C数の意味に対する感覚、�D数の美しさに対する感覚、の５つです。数と計算に関する資質・能力を育てるために必要な数への感覚について、具体的事例を通して考察したいと思います。