第１部【国語】　確かな「言葉の力」を育む言語活動

講師：二瓶 弘行先生（桃山学院教育大学教授）

　国語科は、「言葉の力」を育む教科です。言葉を手掛かりに文章を読解し、他者の考えを受け取る。言葉を通して、自らの考え・意見・読みをつくり、他者に書き、話し、伝える。この「言葉の力」は、国語のみならず、あらゆる学びを支える学力です。
　一編の文章をみなさんと読み合うことで、確かな「言葉の力」を育む言語活動の在り方をご一緒に考えていきましょう。　

第２部【算数】　「見方・考え方」を言語化し、それを視覚化して授業を創る

講師 ：細水 保宏先生（明星学苑　明星大学客員教授兼明星小学校校長）

　算数科で育てたい「見方・考え方」とは、物事を数理的に捉える視点や考え方であり、資質・能力を身に付ける学びの過程で子どもたちが働かせるものである。また同時に豊かなものとして育てられていくものであると捉えている。「見方・考え方」を言語化しながら思考力・判断力・表現力を育てていく授業づくりを事例をもとに考えてみたい。

第３部【算数】　理解と思考を伸ばす数学的表現

講師 ： 盛山 隆雄先生（筑波大学附属小学校教諭）

　数学的表現である式、図、言葉によって自分の考えを相手に伝える場面に焦点を当て、それぞれの表現のもつ役割や算数科における言語活動について考察する。また、最近取り組んでいる対話的説明について紹介し、学びを深める言語活動についても考えてみたい。